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TPGが4G設備建設中止、華為機器禁止で

オーストラリアの通信大手TPGテレコムは29日、連邦政府が中国の通信設備・機器大手の華為技術(ファーウェイ)が製造する通信関連機器について、国内の第5世代(5G)移動通信システム用インフラでの使用を禁止していることを理由に、現在主流の第4世代(4G)移動通信システムの設備拡張計画を中止すると発表した。TPGは華為の製品を同社通信インフラ機器の中心とし、拡張した4G用設備を将来的に5G対応にアップデートする方針だった。地元各メディアが伝えた。

連邦政府は昨年8月に、5G用に華為の製品を使用することを禁止すると発表していた。

TPGは発表した声明の中で、連邦政府が禁止を撤回しなかったことから、華為製品で拡張した4G用設備を5G用に改修することが不可能になったとしている。華為の製品は、他社に比べ安価なことから、TPGが採用を決めていたもようだ。TPGによれば、4G関連機器の設置に6億豪ドル(約470億円)の予算を計上し、既に1億豪ドルを支出したという。

■合併案推進が理由?

オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は22日に、同社と携帯通信3位のボーダフォン・ハチソン・オーストラリア(VHA)の合併案について、TPGの携帯通信事業計画に難色を示し、審査結果の発表を延期するとしていた。

通信業界の間では、TPGの今回の決定がACCCの結果発表延期後に行われたことから、TPGは合併案の承認を促す目的で、華為の機器禁止を理由にACCCが懸念する同社の携帯事業中止をアピールしたものとの見方が出ている。


関連国・地域: 中国オーストラリア
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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