EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業は22日、2019年第1四半期(1~3月)は中国の工場でおよそ5万人の従業員を募集すると発表した。米アップルのスマートフォン製造の最大拠点である中国河南省鄭州の工場で10万人規模の人員削減が進んでいるという報道を受け、公告で反論した形。
23日付経済日報によると、鴻海は同日、「モノのインターネット(IoT)技術を活用して生産の自動化を図るほか、従業員の育成と技能の向上に注力し、世界の顧客の需要に合わせて、各地の人員配置を調整している」と説明した。
鴻海は世界各地に200社余りの子会社を有しており、17年末のグループ全体の従業員数は98万8,000人で、前年(季節調整済みで87万3,000人)を上回った。ただ14年(106万1,000人)と15年(100万人)はいずれも100万人以上の人員を配していた。
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