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テイクオフ:台湾の著名なパン職人、…

台湾の著名なパン職人、呉宝春さんが政治の波にのまれている。上海店の開業に当たり、「台湾独立パン」とレッテルを貼られたことに対し、「私は中国人」と発言したことが、台湾で物議を醸したのだ。

騒動を受けて記者会見を行ったが、TVに映る呉さんは職人そのもの。がっくり肩を落とす姿が痛々しい。屏東で育ち12歳で父を亡くした。貧しい家の末っ子でパン職人の道に入った当初は、字も満足に読めなかったそう。そんな彼が一躍脚光を浴びるのは、2010年にパリで行われたベーカリーの国際大会で優勝してから。以来、彼の店「呉宝春」は行列ができる人気店となった。

週末、台北にある「呉宝春」を訪ねると、明るくてぬくもりにあふれた店内に焼きあがったばかりのパンがずらり。「あれこれ言わず、まずは口にしてほしい」。モノ言わぬパンからつぶやきが聞こえてくるようだった。(優)


関連国・地域: 中国台湾
関連業種: 社会・事件

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