カンボジア公共事業・運輸省は、首都プノンペンと南部のカンダル州間で運航する水上タクシーの停泊駅の増設を検討している。乗客の需要が高まっていることに対応する。クメール・タイムズ(電子版)が11日伝えた。
同省広報官によると、プノンペンとカンダル間に複数の水上駅の設置を検討している段階で、来年早々に協議する見通しだ。カンダル州のサーン、キエンスバイの両地区に新たな駅を整備する方向だが、具体的な予算は未定という。
水上タクシーは今年4月に運航が始まり、現在はプノンペン北部のプレックプノブとカンダル州のタクマオ間を結んでいる。午前6時~午後6時に3隻のボートが運航し、6カ所の水上駅に停泊する。最大収容人数は60人。
年末までは運賃が無料で、来年以降は距離に応じて1,000~8,000リエル(約28~225円)の料金がかかる可能性がある。ただフン・セン首相は「来年1月までは無料にする」との見解を示している。
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