シンガポール金融管理庁(MAS)は19日、同国で12~16日に開催された世界最大級のフィンテック(ITを活用した革新的な金融サービス)のイベント「フィンテック・フェスティバル2018」に、世界約130カ国・地域から4万5,000人近くが参加したと発表した。これは過去2回を上回る数字。
14日まで東部の大型展示場シンガポール・エキスポで行われた展示会には500近くの企業・団体が出展。うち6割ほどが海外からだった。国・地域別のパビリオンを出したのは、米国、カナダ、英国、日本、韓国、香港、インドなど16カ国・地域に上る。
同じく14日まで3日間にわたって開かれた国際会議「フィンテック・カンファレンス」には、インドのモディ首相、カナダのトルドー首相、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、シンガポールのヘン・スイキャット財務相、MASの理事を兼務するオン・イークン教育相などが出席している。
5日間の会期中、各種の講演などには250人余りが登壇した。
フィンテック・フェスティバルはMASが主催。シンガポール銀行協会(ABS)などが協力する。2016年に始まり、今年で3回目。来年は11月11~15日に開催される予定だ。
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