オーストラリアで8月末に、与党保守連合を組む自由党で党首交代劇が起き、首相の首がすげ替えられたのは記憶に新しい。自由党の内紛が原因だが、メディア大手ニューズ・コープのルパート・マードック会長が反ターンブル派に加担したとの話もある。メディア大手フェアファクスとニューズの両方で編集長や編集幹部の経験を持つ、シドニー工科大学(UTS)のピーター・フレイ教授に、前編ではオーストラリアの各メディアの政治的姿勢について、後編(11日掲載)では首相交代劇に表れたメディアの在り方について話を聞いた。【NNA豪州編集部】