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9月国際収支は27億ドル赤字、5年ぶり水準

フィリピン中央銀行が19日に発表した2018年9月の国際収支は、26億9,600万米ドル(約3,034億円)の赤字となった。中銀による通貨ペソ防衛のための米ドル売り為替介入が膨らんだためで、前月の12億7,200万米ドルの黒字から一転した。赤字幅は過去最大だった14年1月の44億8,000万米ドル以来の高水準となった。

9月は米金利高を背景にした投機筋のペソ売りが激しくなり、ペソ相場は26日に1米ドル=54.325ペソと、13年ぶりのペソ安水準に下落。中銀はドル売り・ペソ買いの市場介入を実施し、自国通貨を買い支えた。加えて政府の外貨建て債務の償還による資金流出が、政府の外貨建て預金などによる資金流入を大幅に上回った。

1~9月の国際収支は51億3,600万米ドルの赤字で、前年同期の赤字額13億6,700万米ドルの3.8倍に拡大。赤字幅は、中銀が今年通年の目標とする15億米ドルの3.4倍となった。中銀は、経済成長を背景に原材料や資本財の輸入が増え、貿易赤字が拡大したことも影響したと指摘した。フィリピン統計庁(PSA)によると、1~8月の貿易赤字は260億米ドルで、前年同期から65%拡大した。

9月末時点の総外貨準備高(GIR)は749億4,000万米ドルで、モノ・サービス輸入の6.8カ月分、短期対外債務の5.9倍。中銀は、通貨防衛などに必要な十分な流動性を確保していると説明している。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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