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フィッチ、米中摩擦激化で「台湾のリスクは大」

信用格付け会社のフィッチ・レーティングスはこのほど、台湾の長期発行体デフォルト格付け(IDR)について、外貨建て・台湾元建ての両方で「AAマイナス」に据え置いた。一方、米中貿易摩擦の今後の展開によっては、台湾が受けるリスクは非常に大きいとの見通しを明らかにした。

中央通信社が伝えた。フィッチ・レーティングスは、台湾の格付け見通しを「安定的」と評価。活発な融資活動やビジネス環境が持つ競争力、企業の高いマネジメントレベルのほか、経済政策全体のメカニズムは堅固であると判断した。ただ、平均所得が2万5,095米ドル(約281万5,000円)にとどまり、自社格付け「AA」の対象となる国・地域の平均所得の中位数である4万6,637米ドルに及んでいないとして、引き上げに慎重な姿勢を示した。

フィッチ・レーティングスはまた、台湾の今年の経済成長率見通しを2.7%とした上で、2019年は2.4%に減速するとの見通しを発表。台湾企業の多くが部品など中間財を手掛けている点、中国・香港向け輸出が全体の40%を超えている点などから、中国のサプライチェーンに台湾企業が深く組み込まれているとして、米中摩擦がさらに激化した場合は台湾が最もリスクを受ける国・地域の1つであると指摘した。

政治面では、次期総統選挙が行われる20年までの間は中台関係に短期的な改善は見られず緊張状態が続くほか、台湾海峡での軍事演習などが新たな緊張を招く恐れがあるとの見解を示した。


関連国・地域: 台湾
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済政治

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