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裾野産業向け展示商談会、HCM市で開催

日本貿易振興機構(ジェトロ)主催の部品調達の展示商談会「サポーティング・インダストリー・ショー2018」が11日、ホーチミン市で開幕した。裾野産業に関連する日越企業のビジネスマッチングを目的に日系企業33社とベトナム企業30社が出展している。あす13日まで開催される。

裾野産業向けの展示商談会が開幕した。ジェトロの滝本所長は「オール・ジャパンで裾野産業を盛り上げる」と意気込みを語った=11日、ホーチミン市

裾野産業向けの展示商談会が開幕した。ジェトロの滝本所長は「オール・ジャパンで裾野産業を盛り上げる」と意気込みを語った=11日、ホーチミン市

プレス加工や金型、射出成型などの分野で、日本企業に部品を供給したいベトナムサプライヤー企業とベトナム企業から部品を調達したい日系バイヤー企業が出展。3年ぶりの出展となった流体系制御機器を手掛ける三正工業ベトナムの岸政司人社長は、「粗加工を任せられるローカル企業を探している」。管理能力が高いベトナム企業を見つけられておらず、現在は自社で加工しているが、「工場を拡張せずに生産能力を上げる必要がでてきている」と話した。

一方、サプライヤー側として出展している精密金型製造のCNSアムラ・プレシジョン担当者は、「取引企業の60%が日系企業だ」と実績に自信をみせた。このほか、30%は米国や欧州、オーストラリア企業向けにプラスチック加工製品などを手掛けているという。

ジェトロの調査によれば、2017年のベトナムの現地調達率は33.2%。16年の32.1%、15年の33.2%から伸び悩みをみせている。ただ、ジェトロ・ホーチミン事務所の滝本浩司所長は、「5年前の27%と比べると長期的にみれば伸びている。また、実績のあるベトナム企業も増えてきた」と、今後の成長に期待を示した。

■「オール・ジャパン」で裾野産業を盛り上げ

きょう午前9時からは、同展示商談会で初となる「ベトナム裾野産業セミナー」を開催。国際協力機構(JICA)が実施する同分野のベトナム企業への経営・現場改善の支援、中小企業の人材育成と、ジェトロのマッチング支援などを合わせて「オール・ジャパンで、裾野産業の底上げに注力していく」(滝本所長)。

セミナーでは、ジェトロのシニア・リサーチャー出井一平氏が「ベトナムの裾野分野の現状」について講演する。そのほか、日本開発サービス(JDS)による「裾野分野のための中小企業の促進と発展に関するプロジェクト」の報告や、ベトナム企業の実績や経験などを共有する。

展示商談会は、ホーチミン市7区のサイゴン展示会議センター(SECC)であす13日まで開催している。同期間中、国内最大級の工作機械・金属加工の見本市「メタレックス・ベトナム」も併催。スペースを拡張して開催となった今回の合同イベントは、過去最大の来場者数が見込まれる。


関連国・地域: ベトナム
関連業種: その他製造マクロ・統計・その他経済

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