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テイクオフ:いまや年間2,800万…

いまや年間2,800万人の訪日客を迎える日本も、平成が始まったころはだいぶ様子が違った。外国人を見かける場所といえば皇居や寺社くらい。修学旅行で訪れた日光東照宮では、猿の彫刻より、目の色の異なる旅行者の姿に心奪われたものだった。

平成が終わろうとするいま、そんな往時の一コマをインドで追懐している。インド門や赤い城などの観光地へ出かけると、決まって周囲から視線を浴び、「一緒にセルフィーを」と言われる。彼らは地方のインド人で、日本人が珍しいらしい。遠足に来たという中学生の一団と記念撮影をしたこともある。

経済成長著しい当地では、中間層を中心に国内旅行が広まる。その結果、交わることのなかった地方の人たちと外国人が出会うようになった。寄せられる好奇の目には戸惑うが、カメラを向けられれば笑顔で応じている。日本を訪れたかつての外国人がそうしてくれたように。(成)


関連国・地域: インド
関連業種: 社会・事件

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