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大和ハウス、海外最大の都市開発事業が始動

大和ハウス工業は21日、インドネシアの首都南東部で進める都市開発事業「サクラ・ガーデンシティ」の起工式を実施した。同社が手掛ける海外事業としては最大規模になる。まずは第1フェーズとして24階建て分譲マンション2棟の建設に着手、2020年の完工を計画している。第2フェーズ以降は商業施設やオフィス棟などに着手し、事業全体の完成は25年11月を目指す。

「若い中間層以上の実需を狙っていく」と話す大和ハウスの一木部長(左から4人目)=21日、ジャカルタ(NNA撮影)

「若い中間層以上の実需を狙っていく」と話す大和ハウスの一木部長(左から4人目)=21日、ジャカルタ(NNA撮影)

サクラ・ガーデンシティは、ジャカルタ中心部から南東約24キロメートルにあるシパユン地区の約12ヘクタールの敷地に高層分譲マンション12棟、総住戸数5,000戸を建設する。5,000戸規模の大型複合都市開発は、大和ハウスにとって海外初となる。

今回着工したのは、分譲マンションのうち、「カトレア」「ダリア」の2棟。来年は「ブーゲンビル」「アラマンダ」の2棟に着手する。施工は地場建設会社インドネシア・ポンダシ・ラヤが担当する。

21日に着工した2棟は20年10月に、来年着工する2棟は21年にそれぞれ完工する予定。「カトレア」「ダリア」については今月3日から予約受付を開始している。スタジオタイプのワンルームから3ベッドルームまでそろえる。平均価格は1平方メートル当たり2,100万ルピア(約16万2,000円)。総住宅戸数は4棟合計で2,185戸。

サクラ・ガーデンシティの開発会社サヤナ・インテグラ・プロパティ社長を兼務する大和ハウス海外事業部の一木伸也・第四事業部長(上席執行役員)は「大和ハウスが日本で培ってきたマンション事業の実績、ノウハウを生かし、質の高い物件を提供する」と話した。サッシやエレベーターなどに多くの日本製品・設備を採用する計画だという。

購買層については「20~40代で月の世帯収入2,000米ドル(約22万円)以上の若い中間層を想定している」と説明。投資家による購入よりも、インドネシアで拡大している実需向けに狙いを定めていく方針を示した。近くに高速道路のインターチェンジやLRT(軽量軌道交通)の駅も建設され、公共交通指向型都市開発(TOD)として期待が高まっているという。

大和ハウスは17年8月、地場不動産開発業者トリボとサクラ・ガーデンシティ事業で合意文書を締結した。海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)とともに、サヤナ・インテグラ・プロパティに60%出資している。


関連国・地域: インドネシア日本
関連業種: 建設・不動産マクロ・統計・その他経済

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