米中貿易戦争、専門家「2年余り続く」

香港科技大学商学院の陳家強教授は、米中貿易戦争について、少なくとも米トランプ大統領の任期が終了する2021年1月ごろまで続くとの見方を示した。米中貿易戦争の行方はトランプ大統領にかかっているとし、在任中は収束し難いとの判断だ。9日付信報が伝えた。

陳教授はトランプ政権が発動した中国に対する制裁関税について「(20年の米大統領選)再選を狙ったもの。今年11月の中間選挙の結果がどうであれ、トランプ大統領自らが再選の勝算が十分にある、あるいは中国が完敗したと判断するまで貿易戦争は続くだろう」と指摘した。

米中貿易戦争が香港に与える影響については「現時点では限定的だが、情勢が一段と悪化した場合には巻き添えとなる恐れもある」と説明した。貿易のほか、株式市場や中国本土に生産拠点を置く企業にも影響が及ぶとみている。

陳教授は中国の米国に対する報復措置について「長期的に見ると必ずしもメリットになるとは限らない」と強調した。

トランプ大統領は6月、中国から輸入する1,102品目、年間500億米ドル(約5兆5,200億円)相当に25%の追加関税を課すことを決定。このうち、340億米ドル分に当たる818品目への関税を今月6日に発動した。米政府の追加関税発動を受け、中国政府も同日、米国からの輸入品340億米ドル分への25%の追加課税に踏み切った。


関連国・地域: 中国香港米国
関連業種: 経済一般・統計政治

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