5月の景気信号、4カ月連続で安定の「緑」

台湾の国家発展委員会(国発会)が27日に発表した5月の景気概況の総合判断指数は28で、前月比2ポイント上昇した。景気対策信号は4カ月連続で安定を表す「緑」となった。

総合判断指数を構成する9項目のうち、「輸出額」と「製造業営業気候観測ポイント」は緑から好調を表す「黄赤」に、「マネーサプライのM1B(現金・預金通貨の売上高)」は安定と低迷の中間を表す「黄青」から緑にそれぞれ引き上げられた。

一方、「工業生産指数」は黄赤から緑に引き下げられた。

「株価」、「機械・電気設備の輸入」、「製造業販売量指数」、「卸売・小売・飲食業の売上高」は緑、「非農業部門就業人数」は黄青をそれぞれ維持した。

数カ月先の景気動向を予測する「領先指標(先行指数)」は100.70で前月比0.07ポイント下落。景気の動きに合わせて反応を示す「同時指標(一致指数)」は100.69で0.24ポイント下落した。

国発会は今年の見通しについて、「ファウンドリー(半導体の受託製造)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)や華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)など半導体大手が、先端プロセスなどハイエンド向けの生産を拡張していることや、政府の後押しで高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムの発展による投資が進む」と予測。

また、世界的な景気の回復に伴い、台湾の輸出額も増加が見込める。ただ、米中貿易摩擦の影響や金融市場の変動、地政学的な政治リスクなどを引き続き注視する必要があると指摘した。


関連国・地域: 台湾
関連業種: 経済一般・統計

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