鴻池運輸、完成車の鉄道輸送で実証調査

鴻池運輸は11日、インドで完成車の輸送に日本の鉄道輸送技術を導入するための実証調査を日本政府から受託したと発表した。渋滞や事故、環境汚染などの問題解決を図る。

JR貨物と共同で受託した。調査は今月から来年3月までを予定している。経済産業省が公示した「質の高いインフラの海外展開に向けた事業実施可能性調査事業」のインド案件に採択された。

鴻池は2016年10月、地場アソシエイテッド・コンテナ・ターミナルズ(ACTL)との合弁会社「ジョシ・コウノイケ・トランスポート・アンド・インフラストラクチャー(JKTI)」を設立し、コンテナ貨物の鉄道輸送に参入。JR貨物は完成車輸送に関する知見を持つ。日本の鉄道輸送技術を生かし、利便性の高い完成車輸送ネットワークの構築を目指す。

インドの新車販売台数は401万台と世界4位に浮上。20年度には日本を抜き3位になると予測される。一方で、輸送に使用される大型トラックの規制強化が見込まれている。トラック1台当たりの輸送可能台数が減る見通しで、トラックの不足と輸送コストの上昇も予想されている。

鴻池運輸は同日、JKTIの取り組みが在インド日本大使館から「ブルー・スカイ協力」の認定を受けたと発表した。同協力は今年1月に始動した日本の官民がインドの大気汚染改善に資する取り組みで、JKTIは貨物輸送のトラックから鉄道へのシフトを促すことで大気汚染物質の排出を抑制できることが評価された。


関連国・地域: インド日本
関連業種: 自動車・二輪車運輸・倉庫社会・事件

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