《日系進出》LIXIL、上海に旗艦ショールーム

住宅設備大手LIXIL(リクシル)グループは6日、上海市に旗艦ショールームを開設した。キッチン・バス・トイレなどの水回り製品から窓やドア、建材などを幅広く展示。複数の住宅設備をまとめて購入できるメリットのほか、日本の高い品質、技術力をアピールし、販売増やブランドの知名度向上につなげる。

LIXILが上海で開設した旗艦ショールーム=6日、同市普陀区

LIXILが上海で開設した旗艦ショールーム=6日、同市普陀区

旗艦ショールームは「LIXILフルホームフラッグシップストア」と名付け、上海西郊の普陀区の大規模家具・内装用品展示場「紅星美凱龍」内に開設した。ショールームの面積は約500平方メートル。約200点を展示している。

LIXILグループが持つ「LIXIL」や「INAX」、「TOSTEM」といった複数ブランドの製品をそろえた。同社によると、水回りから窓、玄関ドア、室内ドア、収納など多様な製品を扱う住宅設備販売拠点は中国では珍しい。また販売のほか見積もり依頼、採寸、設計、施行、アフターサービスの機能も持たせ、ワンストップサービスを提供する。LIXILグループが海外で複数ブランドを扱い、ワンストップサービスを手掛ける販売拠点を設けるのは、今回が初めてとなる。

製品展示では、窓の場合は5重ガラスや機密性の高いアルミサッシで騒音や外気を遮断できることを紹介するなど、高品質をアピールしている。富裕層の別荘向けに大型の玄関ドアや駐車場の自動開閉ゲートも展示。販売価格は、中国でも都市部を中心に需要が出てきている洗浄便器で5,499~9,830元(約9万4,700~16万9,300円)などとなっている。都市部のファミリー層や郊外に戸建て別荘を持つ富裕層をメインターゲットとしている。

LIXILグループの瀬戸欣哉社長兼最高経営責任者(CEO)は同日の開設式典の場で、「上海では富裕層が拡大する中、今まで売れるとは思わなかったハイエンド製品が売れるようになってきた」と旗艦ショールーム開設の理由を説明。「富裕層は増加を続けており、ハイエンド製品の需要が急拡大する可能性もある」と、中国事業の先行きに期待を示した。今回開設した旗艦ショールームは、売り上げ増のほかLIXILブランド浸透の役割も担う。瀬戸社長は「旗艦ショールームのビジネスモデルが成功すれば、中国のほかの地域にも広げていきたい」と語った。


関連国・地域: 中国-上海日本
関連業種: 製造一般商業・サービス

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