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「高専」モデル、ベトナム全国に展開へ

ベトナム政府は、産業人材育成の高度化を目指し、日本の高等専門学校(高専)の教育モデル導入に向けた検討を始めた。商工省は既に一部の大学で試験的に「コウセン」コースを導入しており、傘下の工業大学での全面展開に向け準備を進めている。日本からは国立高等専門学校機構(高専機構、東京都八王子市)が協力している。

商工省は、傘下の工業系大学のうち北部・中部・南部にある4校をまずパイロット校に指定し、教材開発、実習やグループディスカッションなどを取り入れた実践的な授業を始めている。日本の高専は5年制だが、ベトナムではまずは大学に3年制のコースを設ける。高専機構や日本各地の高専の教員らが、現地の教員らに研修を行い、ノウハウを移植する。商工省はパイロット校での成果を踏まえ、その他の大学にもコースの展開を図る。

工業国化を目指すベトナムでは、大型プラントの建設などが進むが、オペレーターや維持・管理を担う機械保全や電気技師などの人材が不足する。高専機構は国際協力機構(JICA)事業として2013年に、ホーチミン工業大学タインホア分校(北中部タインホア省)をモデル校として高専教育の移管に取り組んできた。

JICA事業は18年4月まで行われ、ベトナムで高専教育への理解が進んだほか、モデル校で5Sなどを教えた学生らに対し企業から高い評価が得られた。成果を受けて商工省は、全国展開する方針を固め、高専機構が引き続き協力することとなった。

実践的な技術者人材が育成できれば、進出日系企業にも役立つ。コース卒業生の就職を支援する高専機構の杉本和英氏は、「企業と連携して、ニーズに応えられるような技術者を教育していきたい」と抱負を語っている。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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