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古河電工、100億円で車用組み電線工場増強

古河電気工業は21日、100億円を投じてフィリピン工場の自動車用組み電線(ワイヤハーネス)の生産能力を増強すると発表した。建屋面積を現状の2倍に拡大し、従業員数は5割増やす。北米市場を中心とするグローバル車向けの新規受注獲得を受け、増産を決めた。

古河電工の100%完全子会社、古河AS(滋賀県甲良町)の現地法人「フルカワ・オートモーティブ・システムズ・リマ・フィリピン(FALP)」がバタンガス州リパ市の工業団地「リマ・テクノロジー・センター」内で操業する工場を増設する。用地、工場建屋、生産設備を含む総投資額は100億円。敷地面積は現状の12万平方メートルから18万平方メートル、建屋面積は2万4,000平方メートルから5万平方メートルにそれぞれ拡大する。新建屋は19年2月に完工する予定。既存工場と合わせた従業員数は工場増設後、現状の5割増となる8,500人に拡大する見通しだ。

古河電工は、北米市場向けのワイヤハーネスを、これまでメキシコで生産していたが、日系をはじめとする完成車メーカーが部品調達網を世界で再構築する動きが広がる中、コストや品質に強みがあるフィリピン工場の増強で、受注拡大を目指す。

古河電工は12年1月、豊富で定着率の高い労働力の確保、将来にわたる労働コストの安定性が見込めるといった観点から、フィリピンに進出。日本向けにワイヤハーネスを輸出してきた。

同社は東南アジア諸国連合(ASEAN)ではフィリピンのほか、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムでワイヤハーネスを生産。中国、インド、米国、メキシコにも製造拠点がある。


関連国・地域: フィリピン日本米国
関連業種: 自動車・二輪車その他製造建設・不動産マクロ・統計・その他経済

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