W杯期間中の増収に期待、テレビや飲食で

ソニー・タイはW杯に向けた販売キャンペーンを実施している(画像は同社のウェブサイトより引用)

ソニー・タイはW杯に向けた販売キャンペーンを実施している(画像は同社のウェブサイトより引用)

6~7月に開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を前に、タイの家電や飲食業界が大会期間中の増収に期待を示している。各社が需要取り込みに向けたプロモーションを展開する。16日付バンコクポストが報じた。

大手財閥TCCグループの総合商社バーリ・ユッカー(BJC)傘下でハイパーマーケット(大型小売店)などを展開するビッグCスーパーセンターのシワポン副社長は、W杯を前に一部店舗で大型テレビの販売エリアを拡大したと説明。テレビの販売は年初から月5%の伸びを続け、4月単月では2桁伸長したという。割引キャンペーンや分割払い手数料無料などのプロモーションを行い、引き続き販売を強化する計画で、大会期間中はテレビ販売で20%以上の増収を見込んでいる。

2年前にタイ市場に参入した中国の大手家電メーカー、海信集団(ハイセンス)の現地法人ハイセンス・インターナショナル(タイランド)は、マーケティング予算の4割を大会期間中の製品プロモーションに充てる。ソニー・タイは、5月14日~7月15日に最大32%オフになるキャンペーン「ソニー・ビッグ・マッチ・デイズ」を実施し、テレビやスマートフォンなどの主力製品を売り込んでいく。

■飲食店は10%以上の増収も

飲食店やデリバリーの注文も増える見通しで、タイ・ホテル協会(THA)の元副会長であるスカンヤ氏は、「大型テレビで試合中継ができる店舗を中心に、多くの飲食店で増収が期待できる」と予測する。飲食店チェーン運営のオイシ・グループは、W杯特別メニューなどの販売により、大会期間中に従来比15%の増収を目指す。流通大手セントラル・グループ傘下のファストフードチェーン運営会社セントラル・レストランツ・グループ(CRG)も、独系の「フードパンダ」や無料通信アプリ「LINE(ライン)」が手掛ける「ラインマン」といったデリバリー業者との連携を通じ、10~20%の増収を目指す考えだ。


関連国・地域: 中国タイ日本ロシア
関連業種: 電機食品・飲料商業・サービス社会・事件

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