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百年住宅、5年で海外事業250億円に

住宅メーカーの百年住宅(静岡市)の中嶋雄社長は今月、訪問先のホーチミン市でNNAに、2023年にベトナムを中心とした海外事業の売り上げ規模を250億円とし、日本国内とほぼ同水準にする方針を明らかにした。海外1号案件として先月決まった南部ビントゥアン省ムイネーでの一戸建て別荘以外にも、「壁式プレキャストコンクリート(WPC)」工法の売り込みを図る。

百年住宅の中嶋社長。ベトナムで同社のWPC工法の拡販を図る=5月、ホーチミン市

百年住宅の中嶋社長。ベトナムで同社のWPC工法の拡販を図る=5月、ホーチミン市

ムイネーでは日本式ビラを売り出す地場サイゴン・インベストメント(SIV)に、WPC工法を使ったプレハブコンクリート住宅の工場製造の技術と販売ライセンスを供与する。コンクリート製造工場はリゾート分譲地に隣接するVICの土地に建設する。「自社工場よりもOEM(相手先ブランドによる生産)にすることで初期コストが抑えられる」(中嶋社長)という。PCパネルの品質の要である型枠は日本から輸出する。ビラは19年8月までに50~100棟が完成する計画だ。

WPC工法は耐久性に加え、工場でのパネル製造による工期の短さが特徴。既に複数の開発プロジェクトから問い合わせは来ており「ムイネーで実物ができればさらに話が増える」と期待する。昨年10月にホーチミン市に設立された海外初の現地法人百年住宅ベトナムが、日本から受託したCAD(コンピューター支援設計)作業と並行してWPC工法の営業も手掛ける。

また同工法は、低層住宅のほか工場やビルなどにも使える。「パネルをOEMにするか、現場に隣接する簡易工場を建てるか、自社工場を建設するかなどは案件ごとに考える」方針だ。

百年住宅グループの17年度の売上高は約120億円で全て日本国内から。海外事業は始めたばかりだが、ベトナム政府は住宅建材の多くを占めるレンガを他の建材へ切り替えていくとの予測もある。レンガに代わる高品質な建材を普及させるような政策と合致できれば、海外売上高250億円の達成もより期待できる。さらに中嶋社長によれば、他の東南アジア諸国からも問い合わせが来ているという。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 建設・不動産

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