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スタバ、全額出資会社でミャンマー進出

米コーヒーチェーン大手スターバックスが、ミャンマー最大都市のヤンゴンに1号店を開業する見通しになった。ミャンマー政府の投資委員会が14日までに、香港系企業による全額出資会社の設立と優遇措置の実施を承認した。同社はアジア展開を加速しており、まだ進出していない国はラオスなどを残すのみとなった。

軍事政権が長く続いたミャンマーは、外資飲食企業にとって未開の市場だった。2011年の民政移管後、政府は各分野で規制緩和を進めており、飲食業は外資100%の出資を容認。中間層の購買意欲を見込んだケンタッキー・フライド・チキン(KFC)やロッテリアなど外資のチェーン店が急増している。

地元メディアによると、スターバックスは13年に当時のシュルツ最高経営責任者(CEO)がミャンマー市場の高い潜在性を指摘していた。2年以内のミャンマー進出を目指す意向を示していたが、実際には5年越しで実現が見えた格好だ。

アジア展開を加速するスターバックス。インド1号店の開店イベントに出席した 当時のシュルツ最高経営責任者(中央左)とタタ・グループのラタン・タタ会長 (同右)=2012年、インド西部ムンバイ(共同)

アジア展開を加速するスターバックス。インド1号店の開店イベントに出席した 当時のシュルツ最高経営責任者(中央左)とタタ・グループのラタン・タタ会長 (同右)=2012年、インド西部ムンバイ(共同)

スターバックスのミャンマーでの運営会社となる「コーヒーコンセプツ・ミャンマー」は、ヤンゴン中心部の商業施設「スーレー・スクエア」に1号店を開く予定。ヤンゴン国際空港にも展開する計画だ。

スターバックスに先んじてミャンマーに進出したオーストラリアの「グロリア・ジーンズ」が営業する店舗=ヤンゴン(NNA)

スターバックスに先んじてミャンマーに進出したオーストラリアの「グロリア・ジーンズ」が営業する店舗=ヤンゴン(NNA)

ミャンマーはコーヒー豆の産地だが、日常的にはインスタントコーヒーを摂取する消費者が大半。スターバックスに先んじて進出したオーストラリアのコーヒーチェーン「グロリア・ジーンズ」や地場ベーカリーの「シュエ・パ・ズン」、コーヒー豆メーカーの「ジーニアス」の店舗が、ミャンマー産の豆をひいた本格的なコーヒーを提供するものの、来店者は一部の富裕層にとどまり、カフェ文化はまだ庶民に根付いていない。ただ、32歳の会社員女性は「世界的に有名なスターバックスブランドは既に広く知られており、出店すれば多くの人が訪れると思う」と話している。

スターバックスの17年の年次報告書によると、中国を含むアジア太平洋地域の店舗数は、直営店とフランチャイズ店を合わせて約7,500店。ミャンマー近隣国では、タイが312店、マレーシアが248店、インドネシアが317店などとなっている。


関連国・地域: ミャンマーASEAN
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済

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