フィリピンの石油元売り大手フェニックス・ペトロリアム・フィリピンは8日、タイのアスファルト最大手などとの合弁会社が、バタンガス州の工業団地でアスファルト工場を着工したと発表した。投資額や生産能力、完工時期などは明らかにしていない。
合弁会社フェニックス・アスファルト・フィリピンが、カラカ・インダストリアル・シーポートが運営する工業団地内に建設する。石油精製の副産物を活用する。
フェニックス・アスファルト・フィリピンは、タイのアスファルト最大手ティプコ・アスファルトなどとの合弁会社で、資本金は2億7,500万ペソ(約5億8,000万円)。出資比率はフェニックスとティプコが40%、フィルアスファルト・デベロップメントが20%となっている。
フェニックスのヘンリー・ファドゥリヨン最高執行責任者(COO)は声明で、「高品質のアスファルトを提供することで、フィリピン政府のインフラ整備計画『ビルド・ビルド・ビルド』を支援する」と述べた。
フェニックスは、コンビニエンスストア「ファミリーマート」の現地運営会社の全株式を取得するなど、非石油部門の事業を拡大させている。
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