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台中銀、年末にもマレーシア支店開設へ

台中市西区民権路の台中商業銀行本部(同行提供)

台中市西区民権路の台中商業銀行本部(同行提供)

台中市を拠点とする台中商業銀行は4月30日に開いた業績説明会で、マレーシアの租税回避地(タックスヘイブン)である離島の連邦領ラブアンに支店を、首都クアラルンプールにマーケティングを行う事務所をともに今年末にも開設する見通しを明らかにした。

5月1日付工商時報が伝えた。台湾企業の東南アジア進出が活発化していることを受けて、同行では外為業務が大きく伸びており、東南アジア事業を強化するための拠点として活用したい考え。

陳振源・副総経理によると、ラブアンとクアラルンプール既にマレーシア当局から設置認可を得たという。ほかにジョホール・バルにもマーケティング拠点の設立申請を行っており、現在は審査中。認可されれば、マレーシアでは当面、計3拠点で事業を行う予定。

台中商業銀行は、約2年半前から外為業務の強化に取り組んでおり、直近の外貨建て与信残高は12億3,000万米ドル(約1,340億円)で、2年半で37.1%増えた。外貨建て預金の年平均増加率も25%を超える好調を維持し、貿易向け融資が大きく伸びているという。

海外支店の設立について、陳副総経理は、「当初は香港に支店を設け、中国進出への足掛かりにする計画だった。ただ中国経済の成長が減速していることに加え、蔡英文政権が進める東南アジアやインドなどの関係強化策『新南向(新南進)』に伴う需要増加を見据え、マレーシアを最初の海外拠点に選定した」と説明した。

現在、ベトナムでの事務所設立についても検討を進めており、ベトナム政府の外資系銀行に対する開放状況を見ながら、最終的に判断する考えという。


関連国・地域: 台湾ベトナムマレーシア
関連業種: 金融

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