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テイクオフ:クアラルンプール郊外の…

クアラルンプール郊外のリゾート施設で知り合ったインド系マレーシア人の50代男性と、これまでに行ったことがある国の話になった。資源関連の企業に勤める彼の訪問国は数も多く地域も多彩で、こちらの比ではなかった。「消えてしまったUSSRにもよく行った」と笑う。懐かしい、「ソビエト連邦」の略称だ。

中学生の時、初めて買った旅行ガイドは「ソ連旅行」だった。「西側」のジーンズとタバコは袖の下として喜ばれる、ここを撮影したら秘密警察に拘束される……といったアドバイスが満載だった。それから1年もせずソ連は崩壊してしまった。

男性はロシアも数回訪問したそうだが「ソ連時代は良かったよ」と懐かしむ。「何もかも非効率だったけど、何もかも調和があった」。彼は別れ際にこう言った。「行きたい国は早く行きな。いつ消えるか分からない、俺の前のワイフみたいになっ!」。(北)


関連国・地域: マレーシア
関連業種: 社会・事件

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