香港ドル、今後1カ月は下限届かず=DBS

シンガポール系のDBS銀行(香港)の王良享(トミー・オン)マネジング・ディレクター(資金管理・市場部)は23日、香港ドルの対米ドル相場の見通しについて、向こう1カ月は米ドルとのペッグ制の下限(1米ドル=7.85HKドル)に届かないとの見方を示した。香港経済日報などが伝えた。

王マネジング・ディレクターは、向こう1カ月は1米ドル=7.82~7.848HKドルを上下すると予測。最近続いていた香港金融管理局(HKMA)の香港ドル買いや、新規株式公開(IPO)による資金需要が香港銀行間取引金利(HIBOR)の上昇につながり、香港と米国の金利差が縮まったことで、投資家による米ドル買い・香港ドル売りのキャリートレードの動きが弱まったと指摘した。

ただ、米国の連邦準備制度理事会(FRB、中央銀行に相当)が市場の予想通り6月に追加利上げを行った場合、香港ドルは再び下落する可能性があるとみている。

香港は1米ドル=7.75~7.85HKドルの許容変動幅での連動相場制を採用している。直近では下限の7.85HKドルへの到達が相次ぎ、HKMAは今月12日から18日までに計13回の為替介入を実施した。

■一帯一路は東南アに恩恵

DBS銀行(香港)の梁兆基(クリス・リョン)シニアエコノミストは23日、中国の習近平政権が掲げる現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の推進について、東南アジアが最も直接的な恩恵を受けるとの見方を示した。

中国本土を起点に広がる鉄道網などのインフラ整備を理由に挙げた。一帯一路が東南アジアで成功するかどうかについては、外交がもたらす相互信頼と経済協力が鍵になると指摘した。

■一部の部門を移転

DBS銀行(香港)は、技術や運営などのバックオフィス部門を九龍・観塘のオフィスビル「トゥー・ハーバー・スクエア」に移転すると発表した。第4四半期(10~12月)から新オフィスへの移転が始まる見通し。


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関連業種: 金融・保険商業・サービス建設・不動産政治

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