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労働安全衛生のISOでセミナー、商工会

フィリピン日本人商工会議所(JCCIPI)は20日、マニラ首都圏マカティ市で労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格「ISO45001」に関するセミナーを開催した。ドイツの第三者認証機関テュフラインランドが、認証の概要や要求事項などを解説。日系企業の経営者ら42人が熱心に聞き入った。

労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格は、労働災害やメンタルヘルスを含む労働者の健康状態の悪化を予防し、安全で健康的な労働環境を構築するよう策定されている。ISO45001は、2007年に改訂された規格「OHSAS18001」に代わるもので、18年3月に発行。既存の認証を受けている組織は、21年3月までの移行が必須となる。

テュフラインランド・タイのアジア太平洋地域・営業統括部ビジネス・デベロップメント・スペシャリスト、岩田博美氏は、労働安全衛生の規格を取得することで、従業員の安全と会社への信頼の確保、健全で効率的な業務実施、顧客・サプライヤーの信頼確保など、企業全体の運営の改善にもつながると指摘した。

旧規格との主な違いとして、トップマネジメントへの労働安全衛生に対する責任と説明責任の強化、リスク把握の導入、請負業者および外部提供プロセスに対する組織の責任の強化を挙げた。

新規格のポイントは、◇トップマネジメントが実証すべきリーダーシップおよびコミットメントが13項目追加されたこと◇労働者を「働くひと」と規定し、経営や管理職に関わらない全ての労働者が対象になったこと◇労働に関係する危険な事象などに対して、労働安全衛生リスクが規定されたこと◇是正措置の流れで、再発防止の前に評価を行うこと――などと説明した。

テュフラインランドは製品安全試験・認証、マネジメントシステム認証を行う国際的な第三者機関。アジア太平洋地域ではフィリピン、日本、シンガポールなど、11カ国に拠点を展開している。


関連国・地域: フィリピン日本欧州
関連業種: サービスマクロ・統計・その他経済雇用・労務

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