NTNのEV用駆動技術、一汽系が採用

ベアリング(軸受け)大手のNTNは19日、同社が開発した電気自動車(EV)用のインホイールモーター(IWM)駆動システムの技術が、中国第一汽車集団(一汽集団)系のエコカーメーカーである長春富晟汽車創新技術(吉林省長春市、FSAT)に採用されることが決まったと発表した。

FSATは、2019年に量産開始を見込んでいる自社の乗用車タイプのEVにNTNの技術を採用する。2社は、FSATがIWM駆動システムを生産する際にNTNが技術支援を行うことで合意し、ライセンス契約を締結した。

EVの駆動方式は現在、エンジンルームに大型の電動モーターを搭載する形が主流となっている。一方、IWM方式はホイールの中にモーターを組み込むタイプで、NTNによると、乗用車タイプのEVにIWM方式が採用されるのは世界初となる。

FSATは17年10月の設立で、一汽集団系の自動車部品メーカーである長春一汽富晟集団が出資。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のボディーとアルミ鋳造製のシャシーを採用した軽量タイプのEVの開発に取り組んでいる。量産1車種目は前輪駆動タイプの乗用車型EVで、前輪の両側に1基ずつ、計2基のIWMを搭載する予定。FSATは23年にエコカーを30万台量産する計画を掲げている。

NTNとFSATは25日に開幕する北京モーターショーに共同出展し、IWM駆動システムと同システムを搭載したEVを展示する。

NTNが開発したEV用インホイールモーター駆動システムのイメージ図(同社提供)

NTNが開発したEV用インホイールモーター駆動システムのイメージ図(同社提供)


関連国・地域: 中国-吉林日本
関連業種: 自動車・二輪車製造一般

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