英調査会社ユーロモニターインターナショナルは、香港に子会社を設立する。中国が掲げる現代版シルクロード構想「一帯一路」の実現に伴う香港の成長を見込み、顧客支援の体制を強化する狙い。
香港子会社はユーロモニターにとって世界14カ所目の事務所。現地でアナリストを採用し、香港市場の研究能力を高める。香港は電子商取引(EC)とフィンテック(ITを融合した金融サービス)の分野で潜在力を秘め、一帯一路の恩恵を受けるとみており、現地で顧客のサポートに当たる。
香港子会社のゼネラルマネジャーを務めるアギルソン・バレ氏は「香港の拠点を活用して現地でのネットワークを強化する」とコメントした。
ユーロモニターインターナショナルは来月17日に香港で子会社設立の記者会見を開く。一帯一路が経済に与える2030年までの影響についても発表する。
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