香港島・アドミラルティーで開かれた屋外の彫刻展「芸遊維港」。会場はビクトリア湾沿いの公園で、春らしい陽気に吹く海風が心地よい。そして週末のピクニックを兼ねてか、園内は東南アジア出身のメイドで芝生が見えないほどにぎわっていた。
ひときわ目立ったのは芸術家の草間彌生氏による巨大なカボチャのオブジェ。独特の造形と背景の高層ビルの対比がなんとも「インスタ映え」する作品だ。他のも、と周囲を見回すが、人ごみに阻まれて一苦労。いくつかを撮影できたが、フレームにはビニールシートを広げたメイドたちがしっかり写り込んでいた。
柵がないため作品との距離が近く、主役がどちらか分からなくなるが、彼女らは気にせず楽しんでいる様子。銀色に輝くオブジェと芝生での団らん、その向こうに見えるかすんだビル群。ある意味、香港らしい盛りだくさんの1枚を残せた。(亀)
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