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《日系進出》千石、現地工場を来月稼働

家電品製造の千石(兵庫県加西市)は、フィリピンで5月から主力商品のオーブントースターの工場を本格稼働する。同社の海外生産拠点は、中国に続き2カ国目。中国の人件費上昇などを受け、フィリピンへの進出を決めた。同国から東南アジア諸国連合(ASEAN)域内へ出荷していきたい考えだ。

ラグナ州カランバにある工業団地「ライト・インダストリー&サイエンス・パーク2(LISP2)」に新設した工場は、敷地面積が2万平方メートル、延床面積は6,140平方メートル。投資額は現時点で約7億円。資本金9,200万ペソ(約1億8,900万円)で設立した現地の完全子会社が運営する。

自社ブランド製品の完成品組み立てから開始し、順次、線材加工などの部品加工、プレス加工・スポット溶接・リン酸亜鉛による前処理などの一貫生産を行う。OEM(相手先ブランドでの製造)も手掛ける。生産規模は非公開。部品や材料は日本や中国、フィリピン国内から輸入・調達する。完成品は日本へ輸出するが、今後アジアや欧米、中近東への輸出も視野に入れる。加工した部品は国内出荷のほか、ASEANや中国への輸出を計画している。

同社担当者は12日、NNAに対し「工員数を当初の約20人から、将来的には1,000人規模に拡大し、一大拠点に育てる」とコメントした。

同社は現在、自社ブランド製品を、韓国、中国、台湾、香港で販売している。今後はASEAN地域でも展開していく意向だ。「フィリピン市場への参入も検討している。当社特許の遠赤グラファイトを搭載した『アラジン・グラファイトトースター』など、高級志向の製品を売り込みたい」(同担当者)考え。

千石は1993年に中国へ進出し、広東省東莞市と恵州市にトースターやストーブなどの工場を構えている。


関連国・地域: 中国フィリピン日本
関連業種: 電機建設・不動産マクロ・統計・その他経済

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