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メルボ港の違法ピケ裁判、労組合併で遅延か

オーストラリアの海運労組(MUA)が昨年12月にビクトリア(VIC)州メルボルン港で実施した違法ピケをめぐる裁判で、MUA側の弁護士が10日、MUAと建設・林野・鉱山・エネルギー労組(CFMEU)の合併を理由に、訴訟手続きの一時停止を求めたことが分かった。これが認められた場合、違法ピケに関する裁判は1年以上、遅れる可能性があるという。11日付オーストラリアンが報じた。

MUAは昨年12月に、フィリピンの港湾運営大手インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(ICTSI)の完全子会社、ビクトリア・インターナショナル・コンテナ・ターミナル(VICT)のオフィス敷地内で自転車や自動車などを使い道路を封鎖。コンテナ約1,000個が2週間以上にわたり放置され、VICTが損害賠償を求める民事訴訟を起こしていた。

MUAは先月末にCFMEUと合併し、新たな巨大労組「建設・林野・海運・鉱山・エネルギー労組(CFMMEU)」が誕生したが、合併に反対していた財界団体が現在、労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)に対して合併承認の撤回を求めている。このため、違法ピケの裁判を担当するMUA側の弁護士は、「合併が無効となれば裁判にも影響が出る」とし、FWCによる判決を待つため、6月30日まで違法ピケの訴訟手続きを停止するようVIC州最高裁判所に求めた。

これに対し、VICT側のウッド勅選弁護士は、「MUAとCFMEUの合併計画が数カ月間にわたり進められてきた中で、これまでMUAは違法ピケに関する裁判への影響を何ら問題視してこなかった。訴訟手続きの停止要請は、単なる遅延作戦だ」と批判している。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 運輸マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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