独豪2社、海軍巡視船の建造で交渉が難航

ドイツの造船会社ルルセン(Lurssen)が昨年に総額40億豪ドル(約3,280億円)で受注したオーストラリア海軍の海洋巡視船(OPV)12隻の建造計画を巡り、同社と西オーストラリア(WA)州パースに本社を置く造船オースタルの交渉が難航している。このため国防省は仲介役の指名を迫られているという。4日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

ルルセンはOPV12隻の建造のうち最初の2隻については、政府系造船会社オーストラリアン・サブマリン・コーポレーション(ASC)、WA州拠点のエンジニアリング企業シブメック(Civmec)と連携し、南オーストラリア(SA)州で行い、残りの10隻については2020年からWA州に移すことになっていた。政府は最終的にオースタルが建造プロジェクトに入札することを認めた。

このためオースタルは、20年以降に同社がどのような役割を果たせるかについて、ルルセンと交渉を行っている。両社と国防省は、協議が順調に進んでいると述べているが、業界内では交渉がこう着状態にあるとのうわさが浮上している。

政府の担当者は、WA州の造船業のために、オースタルをプロジェクトに参画させることが重要だと主張。これに対してルルセンは、オースタルの参画は保証できないとし、契約次第だと述べているもようだ。

政府は、仲介役を指名することでルルセンとオースタルが合意に達することを期待しているという。


関連国・地域: オーストラリア欧州
関連業種: 製造一般運輸・倉庫政治

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