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グラブのウーバー事業買収、独占懸念の声

配車アプリの開発・運営を手掛けるシンガポールのグラブが米同業ウーバー・テクノロジーズの東南アジア事業を買収すると発表したことを受け、利用者やドライバーからグラブの市場独占を懸念する声が出ている。28日付マレーシアン・リザーブとビジネス・タイムズが伝えた。

グラブのドライバーを副業とする男性は、「グラブには旨みのある事業買収だが、グラブ、ウーバー双方の利用者とドライバーには大きな損失になる」と語る。男性は競合がなくなることで、運営会社がドライバーに支払う料金の取り分を低く抑えることを懸念する。グラブとウーバーはこれまで、ドライバーにインセンティブを与えることで、相互に発展してきたという。

利用者側の反応は、事業買収の発表後に会員制交流サイト(SNS)上で溢れかえった。ツイッターの利用者は、「利用者が料金の高いタクシーよりもグラブを選ぶことは分かりきっている」と、市場独占による料金高騰を懸念する。値引き用のプロモーションコードが削減されるとの見方もあった。

■料金高騰なら法的措置も=政府

市民の声に呼応したかのように、ナンシー・シュクリ首相府相は、「グラブとウーバーの合併で料金が上がった場合、政府は対応を取ることができる」と発言した。独占を禁止する法律のもと、法的措置を講じるとしている。

グラブは、今後2週間程度はウーバーのアプリを稼働させるとしており、ドライバーなどにグラブに移行するよう呼び掛けている。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: 運輸IT・通信

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