サンコープの生保入札、日系4社が最有力に

オーストラリアの保険大手サンコープが計画する、10億豪ドル(約830億円)を超える見込みの生命保険部門の入札で、日本生命や第一生命、明治安田生命、MS&ADインシュアランスグループホールディングスなどの日系企業が、落札有力候補として名前が挙がっている。業界ではほかに、ソニー生命が出資先の生命保険クリアビュー・ウエルスの完全買収に踏み切るか注目されており、オーストラリア保険業界で日系企業のプレゼンスが高まっている。地元各紙が報じた。

サンコープは1月に、一時中断していた同社生命保険部門の売却計画について、日系企業などとの第一段階交渉を再開していた。最終入札は3月の予定で、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)なども応札している。

ただ、既にオーストラリア保険企業を傘下としている日系企業は、落札後に、オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)から市場競争への影響について精査を受けることになるようだ。オーストラリアでは、第一生命が地場保険大手TALを傘下としているほか、日本生命はナショナル・オーストラリア銀(NAB)から生命保険会社MLCライフ・インシュアランスの権益8割を取得している。

■ソニー生命、豪地場取得を4月までに決定

ソニー生命は、株式14.9%を保有する地場生命保険クリアビュー・ウエルスについて、4月中に完全買収のオプションを行使するか決定が迫られている。2月には、ソニー生命の役員がオーストラリアを訪問し、クリアビューの経営陣と会合をもったとされており、業界ではソニー生命がクリアビューを子会社化するとの見方が広がっている。

オーストラリア金融監督庁(APRA)の規制によれば、ソニー生命がクリアビューの株式を15%以上取得する場合、APRAの承認が必要だという。


関連国・地域: オーストラリア日本
関連業種: 金融・保険

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