米国の鉄鋼・アルミ輸入制限、タイも警戒

タイ工業連盟(FTI)鉄鋼部会のコラコット事務局長は、米国政府が鉄鋼製品とアルミニウム製品の輸入制限を決めたことで、タイも打撃を受けると警戒を示した。タイ産の米輸出が減少するほか、だぶついた鉄鋼が東南アジアに安価で流入すると見込む。6日付バンコクポストが報じた。

トランプ米大統領は、世界の全ての国・地域を対象にした鉄鋼製品とアルミニウム製品の輸入制限を決めた。それぞれの関税率は、鉄鋼製品が25%、アルミニウム製品が10%。FTI鉄鋼部会は、タイの米国向け輸出量が38万3,496トン、輸出額が104億7,000万バーツ(約354億円)減少すると予測している。

タイ商務省の資料によると、昨年の鉄鋼製品とアルミニウム製品の米国向け輸出額は10億5,280万米ドル(約1,100億円)で、両製品の輸出総額の14.5%を占めた。

また、台湾、日本、韓国、インド、中国、ベトナム、トルコ、ロシアといった鉄鋼の輸出国・地域が、東南アジア諸国連合(ASEAN)向けのダンピング(不当廉売)を実施することも想定している。同部会は、各国の業界関係者と対応策を協議する方針だ。


関連国・地域: タイ米国
関連業種: 経済一般・統計鉄鋼・金属政治

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