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テイクオフ:10年物のパスポートが…

10年物のパスポートがそろそろ失効する。新たに必要となる写真を撮るべく、雑居ビルに入る小さな写真屋を訪ねた。事前に写真サイズや背景は白などの規定を確認していたものの、その必要はなかったようだ。店内になんと、世界20カ国以上のパスポート写真の規定を示したポスターが貼られていたのだ。ご丁寧にモデルの人種や衣類まで考慮されている。

「小さな街の写真屋が、世界を股に掛けてビジネスをしている」。マレーシアをまた1つ好きになった瞬間だった。愛想の良い店主は、「背景が白だから白いシャツじゃ駄目だ。これを着ろ」と店にある黒い上着を渡してくる。お節介だが、「新しいから心配するな」とこちらの気持ちを察するあたりが憎めない。

下町の世話好き店主の写真とともにまた10年。今度はどんな国と人が待っているのだろうか。旅はまだまだ続く。(理)


関連国・地域: マレーシア
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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