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明電舎の「体感」安全教育、海外でも展開へ

明電舎のVRで転落を体感するタイ味の素の従業員=21日、パトゥムタニ県(NNA撮影)

明電舎のVRで転落を体感するタイ味の素の従業員=21日、パトゥムタニ県(NNA撮影)

明電舎は21日、出張安全体感教育をタイ味の素の従業員向けに実施した。安全意識の向上に仮想現実(VR)を活用するのが特徴で、他社への提供は海外で初めて。4月以降に本格的にプログラムをスタートさせ、タイを起点に東南アジア諸国連合(ASEAN)各国で展開していく。

首都バンコク北郊パトゥムタニ県にあるタイ味の素の工場内で、31人を対象に実施した。VRでは、高所移動時の転落事故と交通事故の危険性を体感させた。実際の踏み場と手すりも用意し、リアルな状況を再現した。

タイ明電舎の笠泰史(りゅう・やすふみ)社長は「VRと出張サービスが最大の特徴」と説明する。致命的な事故が発生してしまった場合どうなるかを体感させることで、事故防止につなげる。VR設備は既にタイで調達済みで、4月以降には他の設備もタイ国内で整える。日本で1台運用している移動型の安全体感車も、ゆくゆくはタイに配備する方針だ。

明電舎の三浦崇・安全管理課長は「安全教育は導線メーカーや鉄鋼メーカーなどが率先して実践してきたが、VRを指導に活用するのは当社がパイオニア的な存在となっている」と話した。日本でのVR導入は2016年5月。今後はASEAN各国に広めていく。

タイ明電舎は約4年前から研修センターを置いており、グループのASEAN各国の従業員向けの安全教育を実施してきた。他社向けの出張安全体感教育により取引先との協力関係を深め、さらなる工事案件の受注につなげたい考えだ。

VR以外では、電線を巻き上げる電工ドラムの発火、感電、粉じん爆発、ボルト飛来などといった事故を体験させる設備を有している。電線は、カップ麺のお湯とほぼ同じ65度を超えると発火するものもあり、ドラムにコードの巻いた部分を残して使用すると熱がたまり、事故が発生する恐れがある。説明のみでなく、実際に見せて感じさせることで労働災害の原因の大部分を占めるヒューマンエラーを予防する。


関連国・地域: タイ日本
関連業種: その他製造建設・不動産サービス雇用・労務

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