17年の外国人訪問者数、前年割れ

マレーシアでは、2016年の国内総生産(GDP)の15%を観光産業が占めた。政府は外国人観光客誘致を積極的に推し進めてきた。17年は外国人観光客数で3,180万人の目標を掲げていたが、実際は目標の8割程度で、前年比3%減の2,594万人にとどまった。

南洋商報によると、マレーシアを訪れる外国人訪問者は東南アジア諸国連合(ASEAN)からが全体の75.1%を占める。17年は国・地域別訪問者数でASEANが前年比で3.9%減少し、全体を押し下げた。ただ、外国人旅行者がマレーシアで使う「旅行消費額」は10年以降、15年に前年割れとなった以外は上昇基調にある。16年は前年比18.8%増の821億リンギ(約2兆2,654億円)と好調だった。

■国内旅行者数が1.5倍

マレーシアでは、過去5年に国内旅行客が急激に増えた。ホテルの宿泊者数を見ると、外国人旅行客数が12~16年は横ばいであるのに対し、国内旅行客数は2,990万人から4,644万人に約1.5倍に膨らんだ。国内旅行の活況が追い風ともなって、内の宿泊施設は10~16年に2,370軒から4,960軒に倍増。客室数は同期間に16万8,500室から32万1,970室に増加した。

GDPを下支えする観光産業は、マレーシアの雇用部門でも果たす役割は大きい。16年の観光産業従事者は320万人で、就業者数全体の22.7%を占めた。アフマド・ザヒド・ハミディ副首相兼内相は20日、観光産業振興策「ビジット・マレーシア・イヤー2020」を立ち上げ、20年に向けてさまざまな催しや計画を打ち出していく考えを示した。

具体的には、20年に外国人観光客数を17年比で13.2%増の3,600万人、外国人による旅行消費額を同42.4%増の1,680億リンギに引き上げる。


関連国・地域: マレーシア
関連業種: 経済一般・統計観光・娯楽社会・事件

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