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NAB、まず1000人の人員削減へ

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が、昨年11月に発表していた人員削減計画の第一段階として、1,000人の整理解雇を実行すると発表した。中間管理層を削減して組織構造を簡素化させることで、組織の意思決定を迅速化させる狙いだ。20日付地元各紙が報じた。

NABは昨年11月の2017年9月期通期決算発表に際し、大規模な人員削減計画を発表。10億豪ドル(約843億円)のコスト削減を達成するため、3年間で同行従業員の18%に当たる6,000人を削減するとした。これを実行するには、半年ごとに1,000人を解雇する必要がある。一方で同行は、人工知能(AI)やロボティクス、データサイエンスなどデジタル分野の能力を持つ2,000人を新たに採用する方針も打ち出している。今後3~5年間で、デジタル技術による顧客対応件数を、現在の30%から65%に引き上げたい考えだ。

NABは、解雇される従業員が別の仕事へスムーズに移行できるよう「ザ・ブリッジ(The Bridge)」と呼ばれるプログラムを用意。研修の提供や再就職支援、新規ビジネスの立ち上げ支援などを行う。しかし金融労組(FSU)は、「解雇する前に、従業員が次の仕事に就くために必要なスキルを身に付けられるよう支援を行うべき」と同行を批判している。

NABを含む銀行業界全体に対し、利幅の縮小や規制の強化などによりコスト削減圧力が強まっている。NABは今回の人員削減に先立ち、上級管理職55人の一部を解雇。解雇された管理職の給与・報償総額は100万豪ドル以上に上ったという。また上半期(17年10月~18年3月)には、組織再編引当金として5億~8億豪ドルを計上する予定だ。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融雇用・労務

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