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【17年の10大ニュース】総選挙控え強まる権力集中

経済で大型案件始動、首相は訪日

2018年7月の総選挙を控え、カンボジア与党・人民党が権力集中を加速した1年だった。6月の地方選挙で退潮したことに焦り、最大野党・救国党を解党へ追い込んだ。一方、経済面では国内初の原油生産が始動したほか、長年協議してきた移転価格税制を導入するなど、大きな進展がみられた。世界経済フォーラム(WEF)の東南アジア諸国連合(ASEAN)会合を初開催し、内外に国の存在感を示した。フン・セン首相は約2年ぶりに日本を訪問し、両国の良好な関係維持に努めた。