〔オセアニアン事件簿〕やはり?ロブ前貿易相、中国企から巨額報酬

オーストラリアのアンドリュー・ロブ前貿易相が、中国政府とつながりの深い中国企業と秘密の業務契約を結んでいたことを証明する文書が見つかり、波紋を呼んでいる。中国のエネルギー・インフラ企業、嵐橋集団(ランドブリッジ)から年間88万豪ドル(約7,511万円)を受領するというコンサルタント契約の内容を記したレターが暴露されたという。6日付シドニー・モーニング・ヘラルドが伝えた。

ターンブル首相が、中国など外国政府からの介入を懸念し、外国政府のために活動する場合にはその旨を公表することを義務付ける制度を導入しようとしているが、ロブ氏自身はオーストラリア内でコンサル事業を行っているわけではないため、同制度の対象には当たらないと反論している。

暴露された「コンサルタント契約」と題するレターでは、業務内容などの詳細は機密とされ、特に何もしなくても同氏が88万豪ドルの報酬を受け取れるように読めるという。嵐橋集団は2015年、北部準州ダーウィン港の99年リース権を落札しており、その際にもロブ氏の関与が疑われていた。同社の葉成会長は、中国政府の諮問機関・中国人民政治協商会議のメンバーでもあるという。

ロブ氏は2016年に貿易相を退任し、そのすぐ後から嵐橋集団より報酬を受け取っていたとされる。嵐橋集団は「当社は中国の一般企業であり、ロブ氏はオーストラリアにおいて中国政府を代弁するような活動は行っていない。また同氏のコンサル就任は、中国では公表されている」と述べている。


関連国・地域: 中国オーストラリア
関連業種: 政治

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