〔政治スポットライト〕豪が中国に警戒感、米政府は支持

オーストラリア連邦政府が23日に発表した外交白書の中で、インド太平洋地域で台頭する中国への警戒感を示したことを受け、米国のマシューズ国務副次官補はこれを支持する意向を示した。一方、中国政府はオーストラリアが中国におおむね好意的としながらも、南シナ海問題に関しては「オーストラリアの発言は無責任だ」と非難している。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

政府は先に外交白書を発表。インド太平洋地域で米国が消極的な姿勢を取った場合、中国の影響力が拡大し地域の安定が脅かされる懸念から、日本やインドなどとの連携の重要性を強調した。また、中国が領有権を主張し軍事拠点化を進める南シナ海問題については、「前例のない速度と規模で開発を行っている」と警戒感を示した。

これを受けて、米国のマシューズ国務副次官補は「米国とオーストラリアは民主主義や法の支配などを尊重するなどして同じ価値観を共有している」と述べた上で、「インド太平洋地域の平和と繁栄のために、オーストラリアをはじめとする関係国との連携を深めていく」と強調した。

一方、中国政府は外交白書の一部内容を批判した。中国外務省の報道官は「中国の経済発展や豪中関係の進化などが評価されたものの、南シナ海問題では無責任な発言が見られた」とコメント。オーストラリア政府は南シナ海問題には直接関与していないとして、「無責任な発言は慎むべきだ」と述べた。

だがビショップ外相は、24日に成競業・駐オーストラリア中国大使と会談したことを明かし、「同氏は豪中関係について非常に好意的な見方を示していた」と述べている。


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