NNA ASIA

【外国企業の日本戦略】直動機器でさらにシェア拡大

【第10回】ハイウィン、攻めの手緩めず

台湾の工作機械部品大手の上銀科技(ハイウィン)は、ボールねじなど直動機器の生産で世界第2の規模を誇る。日本には18年前に進出し、神戸本社のほか東京、名古屋、仙台、金沢、上田、広島など各地で拠点を開設、直動機器の販売を続けてきた。ここ数年は工業自動化の加速を背景に中国事業の拡大が目覚ましいが、「製造業が発展しており、工業水準の高い日本はいまだ重要な市場」とみて、日本でのさらなるシェア拡大に向けた手は緩めない。