OCBCとスターハブ、顧客体験向上へ提携

シンガポールの金融大手OCBC銀行と通信大手スターハブは9日、顧客体験の向上に向けた戦略提携を結ぶと発表した。シンガポールの金融、通信業界間で同様の提携は初という。

両社の提携は、向こう数年で消費者の生活に密着した異業種間の連携を深める構想の第1弾となる。同構想の対象には運輸、小売り、保険、医療・福祉、不動産などの業種が含まれる。

OCBCとスターハブは向こう1年で、各種研究や技術開発に600万Sドル(約4億9,550万円)を投じる。共同でデータを分析し顧客のニーズを把握することで、合わせて500万人を超える顧客により多くの関連サービスなどを提供していく考えだ。自宅や職場、外出先など場所を問わないサービスを実現するため、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)の活用も模索する。

両社はこの日、戦略提携を記念して、OCBCのオーチャードゲートウエー店内に、初となる共同のショップインショップを開設。顧客は一つの窓口で、金融サービスと通信・エンターテインメントサービスに関する手続きを同時に行える。今後、同様のショップインショップを増やしていく方針だ。

両社の既存・新規顧客はこのほか、同日立ち上げられたサイト「www.innovatingtogether.sg」に登録すれば、スターハブへの1年分の支払いについて、追加で3%の払い戻しが受けられる。1カ月当たり最大5Sドルの払戻金をOCBCのクレジットカードの支払いに充てるか、同行の口座残高に加えることができるという。


関連国・地域: シンガポール
関連業種: IT・通信金融・保険

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