三井倉庫、ハイフォンで現法と倉庫竣工

物流事業を手掛ける三井倉庫インターナショナルは6日、北部ハイフォン市で現地法人と拠点倉庫の竣工(しゅんこう)式を開催した。来年開港予定のラックフェン国際港の至近圏内に拠点を構え、顧客のグローバル戦略をサポートするとともに、成長を続けるアジア諸国の国内需要の拡大に対応し、海外拠点同士を結ぶ物流機能を提供する。

現地法人・倉庫の竣工式でテープカットをする三井倉庫の関係者ら=6日、ハイフォン市

現地法人・倉庫の竣工式でテープカットをする三井倉庫の関係者ら=6日、ハイフォン市

現地法人、三井倉庫ベトナムは、ディンブー工業団地に設立された。資本金は100万米ドル(約1億1,260万円)で、三井倉庫ホールディングスが90%、ハノイに本社を置く物流会社VNTロジスティクスが10%出資する。物流に関わるフルライセンスを取得し、倉庫業、利用運送業、通関業、輸出入フォワーディング業、流通加工業、梱包業、3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)を手掛ける。

拠点倉庫は敷地面積2万平方メートル、高床1階建てで保管面積は1万平方メートル。このうち、3,000平方メートルの保税申請を予定している。10台分のバース・ドックレベラー(プラットフォームと荷台の段差をなくし、荷台にフォークリフトや台車を誘導する機器)を設置し、フォークリフト10台、ハンドリフト3台を保有。24時間体制で警備するとともに、監視カメラを設置している。消費財など旺盛な内需物流や、加工貿易をサポートする保税倉庫を利用した非居住者名義倉庫、ベトナム産品の付加価値を向上させる流通加工業務などの取り扱いをターゲットとする。

倉庫の外観=6日、ハイフォン市

倉庫の外観=6日、ハイフォン市

三井倉庫インターナショナルの宮島義明社長は、「わが社はグローバルロジスティクス企業として、アジア太平洋という成長地域に集中投資してきた」と話し、ベトナムは東南アジア諸国連合(ASEAN)でシンガポール、マレーシア、タイ、インドネシアに続く拠点となることに言及。ベトナム経済は堅調に成長しており、特に北部ではラックフェン国際港の開港が控えていることから、このタイミングでハイフォン市に拠点を開設したのは正しい判断だったとの見解を示した。

■ホーチミン市とハノイにも拠点

三井倉庫インターナショナルは、1988年にシンガポールに設立された。物流サービスに加え、各業種・業態に応じたソリューションや物流戦略コンサルティングも提供している。

ベトナムでは、2008年にホーチミン市に物流事業を手掛ける合弁会社ジョイント・ベンチャー(JV)サンライズ・ロジスティクスを設立。出資比率は地場船会社サイゴン・シッピング(SSC)が51%、三井物産の全額出資子会社トライネットのシンガポール法人トライネット・ロジスティクス(アジア)が25%、三井倉庫ホールディングスが24%となっている。倉庫保管業務や輸出入通関、検針・検品業務、海上輸送・航空輸送・国内輸送などのサービスを提供し、15年にはハノイに駐在員事務所を開設した。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 運輸・倉庫

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