オーストラリア・ニューサウスウェールズ（ＮＳＷ）州で、石炭火力発電所が保有する一般炭の在庫が100万トン未満となり、過去最低水準になっていることが分かった。産炭企業が石炭価格の上昇で輸出を優先していることから、貨物鉄道による輸送能力が追いつかず、州内の石炭火電へ十分に一般炭がまわらなくなっている。国内では、電力供給の安定化を目的に、石炭火電の操業延長を主張する意見も出ているが、石炭確保の問題が露呈している。18日付地元各紙が報じた。