部品展示商談会、ハノイであすまで開催

日本貿易振興機構(ジェトロ)とベトナム貿易促進庁(VIETRADE)が主催する「第7回ハノイ部品調達展示商談会」が、13日に開幕した。ベトナムで部品・部材の調達および供給を希望する日系企業40社と、日系企業への供給を希望するベトナム企業41社が出展。あす15日まで開催されている。

企業ブースで部品を手に取る来場者ら。日越80社余りが出展している=13日、ハノイ

企業ブースで部品を手に取る来場者ら。日越80社余りが出展している=13日、ハノイ

2014年から北部ハナム省のドンバン第2工業団地で自動車用ゴムや住宅建材の防震ゴムなどを製造しているミナトゴム(千葉県船橋市)の田口昌也社長は、「サプライヤーを探すため、今回を含めて3回出展している。中小零細企業にとっては、自社のブランドを知ってもらういい機会でもある」と説明。現在、ハナム省の工場ではベトナム人従業員23人を雇い、製品の9割を日本に輸出し、残りをベトナム国内とタイに出荷している。地場企業の金型を使って一部製品を製造しているが、精度の問題から日本に輸出するのは難しいという。

同じく14年から南部ビンズオン省のミーフオック第3工業団地でコピー機やプリンター用のシャフトを製造している中部工業(愛知県豊川市)も、今回で3回目の出展となる。堀田賢嗣代表は、「現在はベトナム企業から一部の原材料のみを調達しているが、いいサプライヤーが見つかれば、取引先を増やしていきたい」とコメント。ビンズオン省の工場で製造した製品は、すべてベトナムに進出する日系企業に販売しているとし、「出展を通じて、サプライヤーに加え、取引相手となりそうな日系企業とのつながりも強化していきたい」と述べた。

ハノイ市ドンアイン郡に本社を置き、日系企業向けに表面処理や金属加工などを手掛ける地場T&Cベトナムは、取引先を拡大するために出展。品質に厳しい日系企業と取引があることが信用につながり、英国企業とも近々取引を開始する予定という。

■現地調達率32%

ジェトロの調査によると、ベトナムに進出する日系企業の原材料・部品の現地調達率は15年時点で32.1%と、前年から1.1ポイント低下し、中国の64.7%、タイの55.5%を大きく下回っている。

部品調達展示商談会は、ハノイとホーチミン市で交互に開催されている。ジェトロ・ハノイ事務所の阿部智史ディレクターは、「ベトナムの裾野産業の支援を主な目的の一つにしている」と説明。ベトナム北部には輸出加工型の日系製造業が多いことに言及し、「日系企業はコストを削減でき、ベトナム企業は技術を向上できるといったウィンウィン(相互利益)の関係を築くサポートをしていきたい」とした。

今回の展示商談会は、あす15日までホアンキエム区のハノイ国際展覧センター(ICE)で開催されている。開催時間は午前9時~午後5時。会場では、エレクトロニクス関連の国際展示会「NEPCONベトナム2017」と工業部品展「インダストリアル・コンポーネンツ&サブコントラクティング・ベトナム」も同時に開催されている。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 製造一般

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