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三井住友海上、損保ファーストキャピタル買収

三井住友海上火災保険は24日、シンガポール最大の損害保険会社ファースト・キャピタル・インシュアランス(FC)を買収すると発表した。買収額は約1,755億円。これにより同国の損保市場でトップの保険会社グループとなる。

カナダの大手保険・金融グループ、フェアファクス・フィナンシャル・ホールディングスが保有するFCの株式97.7%を取得する。1株当たりの買い取り額は65.5米ドル(約7,150円)。買収は2018年1~3月期に完了する予定だ。

三井住友海上と同社の持ち株会社であるMS&ADインシュアランスグループホールディングスは中期経営計画の下で、成長の持続、収益性や資本効率の向上などを基軸にした企業価値の増大を目指しており、海外事業はこうした計画を支える成長エンジンと位置付けている。三井住友海上は世界の損保大手で唯一、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国全てに拠点を持ち、総収入保険料の規模は域内トップを誇る。一方、FCは単一の保険会社としてはASEANでも有数の保険料規模、収益を持つ。16年12月期の連結純利益は前期比11.3%増の8,900万Sドル(約71億円)だった。FCはデジタル技術を活用したリテール事業の強化も掲げる。三井住友海上は今回の買収を機に、自社のネットワークとFCのノウハウを融合し、東南アジアで主導的地位の維持・向上を図る。リテール向けの新規事業拡大も期待される。

フェアファクスとも再保険を含む幅広い分野での提携を視野に入れている。

三井住友海上は04年、英保険大手アビバのアジア地域の損保事業を買収したのを機に、同地域で業容を拡大。16年2月に英国の損保大手アムリンを買収するなど、欧米でもプレゼンス向上を進めている。


関連国・地域: シンガポール日本ASEANカナダ欧州
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

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