テイクオフ:香港に着任してから10…

香港に着任してから10カ月がたつ。初めは日本に近いこともあり、頻繁に帰国すると想定していたが、さすがは「輸入大国」の香港。街には商品があふれ、買い物のための帰国などは全く必要ないことに気が付いた。

最近では、サウナの中にいるような高すぎる湿気と街中を行く人の歩みの速さにも慣れ、さほどストレスも感じなくなってきた。注意しているとすれば、そびえ立つ高層ビル群に圧倒されながらも、頭上から降ってくる室外機の水滴を日々、避けることぐらいか。住みやすいとは聞いていたが、こんなに早く順応するとは正直思いもしなかった。

そんな香港を離れる時が早くもやって来た――。新天地は赤道直下の国。実に短かい時間だったが、次の環境に慣れるまでの口癖は「香港では」と、しばらく比較から入ることになるだろう。(樹)


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