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FSDC、フィンテック部署の新設を提案

梁振英政権の金融振興戦略を立案する諮問機関、香港金融開発局(FSDC)は9日発表したリポートで、香港政府に対しフィンテック(IT技術を融合した金融サービス)に特化した部署を新設するよう提案した。10日付信報などが伝えた。

リポートではフィンテックの応用分野として、インターネットセキュリティーや清算・決済、本人確認のデジタル化、資産運用・保険関連の技術、監督管理向けの技術という5分野に注目するべきだと指摘。フィンテックで注目される「ブロックチェーン/分散型台帳技術(DLT)」の発展に向けた専門部署の新設も提案した。

FSDCの史美倫(ローラ・チャ)会長は、「香港の金融業は世界的な水準に達しているにもかかわらず、ブロックチェーンを含むフィンテックに関する取り組みは初期段階にある」と指摘。金融業の水準を一段と向上させるためには、フィンテックの強化が不可欠であると強調し、金融業界の商機や雇用の創出機会を逸しないよう訴えた。

■ASTRIが2億ドル超投入へ

香港政府系の科学技術研究機関である香港応用科技研究院(ASTRI)は9日、フィンテックの研究開発(R&D)向けに今後3年で少なくとも2億HKドル(約29億2,300万円)余りを投じる計画を明らかにした。フィンテック研究の専門家の数を従来から2倍に増やし、地域間の協力も推進する。

ASTRIは2014年から現在までに、フィンテックの研究に計1億4,600万HKドルを投じている。

ASTRIの王明キン会長(キン=金が3つ)は、「将来的には科学技術のイノベーションが世界の経済成長の鍵となる。持続的な経済成長にはイノベーションの推進と地域協力が必要だ」との認識を示した。広東省・香港・マカオの経済協力を強化する「粤港澳大湾区」構想といった戦略が香港のフィンテックの研究を促進する機会を創出するとみている。


関連国・地域: 香港
関連業種: 金融IT・通信サービスマクロ・統計・その他経済

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