西武鉄道とマレー鉄道、観光振興で姉妹提携

西武鉄道は20日、マレーシア・マレー鉄道(KTM)と姉妹鉄道協定を締結した。両国からの観光客誘致と、相互の鉄道利用の促進に向け、プロモーションやイベント協力などを進めていく方針だ。KTM側は、西武鉄道の持つ事業多角化のノウハウ吸収にも興味を示しており、今後、観光振興を超えた提携に進む可能性もある。

マレーシア・クアラルンプール(KL)のKTM本社で行われた調印式には、西武鉄道の若林久社長と、KTMのモハド・ハイダー・ユソフ社長代行が出席した。若林社長はKTMとの姉妹鉄道協定の目的として観光誘致の強化を挙げた。マレーシアからの訪日観光者数(2016年は約39万人)は前年比で29%増となるなど大きく伸び続けているほか、ムスリム(イスラム教徒)向けプロモ―ションの重要性が高まっていることから、西武鉄道はマレーシアを「重要な地域」と位置付けている。

提携による具体的な取り組みとして、まず相互の企業をPRするために、西武鉄道の池袋駅、所沢駅(埼玉県)へのPR看板の設置、KTMのKLセントラル駅(KL)など主要駅のデジタルメディア活用を、同日から開始した。また、西武グループの西武トラベルでは、同日から来月2日まで、マレーシア旅行予約キャンペーンを開催。店舗をマレーシア風に装飾するなど、マレーシアへの誘客に取り組む。若林社長は、「今後、(KTMとの提携をふまえた)具体的なイベントや商品を企画していきたい」と語り、姉妹提携による成果に期待を示した。

■KTMは事業多角化に興味

両社の姉妹提携は観光振興が主軸であるものの、KTM側は西武鉄道から事業多角化のノウハウ吸収にも期待しているようだ。KTMのモハド社長代行は会見で、西武鉄道は鉄道事業だけでなく、不動産事業からプロ野球事業、商業事業など、さまざまな事業でも高い収益を上げていると指摘。「KTMも、その多角的な事業運営に学びたい」と述べ、姉妹提携を観光振興を超えたものに発展させる可能性を示唆した。

西武鉄道が姉妹鉄道協定を締結するのは、15年3月の台湾鉄路に続き2件目となる。

西武鉄道の若林社長(左)とKTMのモハド社長代行は、姉妹提携の成果に期待を示した=20日、クアラルンプール(NNA撮影)

西武鉄道の若林社長(左)とKTMのモハド社長代行は、姉妹提携の成果に期待を示した=20日、クアラルンプール(NNA撮影)


関連国・地域: マレーシア日本
関連業種: 運輸・倉庫観光・娯楽

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